最近、子どもたちと関わりながら、考えることが多岐に渡るようになってきたなぁと感じています。
その中で、今一番葛藤があるのが、「学習」について。
くもとそらでは、スケジュールのなかに「課題・宿題」の時間がありますが、子どもたちの学校での学習について触れる機会は、そのときくらいです。
すぐに取り組む子もいれば、嫌々取り組む子、取り組まない子もいます。
すぐに取り組む子も、やる理由は
「やらなきゃいけないから」
「新しいことを知るのが楽しい」
「勉強しないと将来困るから」
と多種多様です。
嫌々取り組む(あるいは取り組まない)子にも、いろんな理由があり、
「勉強が嫌い」
「早く遊びたい」
「やる意味がわからない」
と、それぞれ違うアプローチが必要だなぁと考えさせられます。
学びと経験
学習や宿題について考えていて、去年の暮れに参加した「宿題革命カフェ」を思い出しました。
参加した後にも、全然考えがまとまっていなくて、それは今も変わらずなのですが…
宿題に対する向き合い方は、まだまだ迷いがたくさんありますが、それでも日々、子どもたちが「学んでいるなぁ」と感じることはたくさんあります。
「動く紙コップを作りたい」と工作し始めた子は、どうしたら動くかトライ&エラーを繰り返している様子が、理科の実験みたいでした。
「海の生き物が好きだから、水族館を作りたい」と言った子は、絵を描くにしても、工作をするにしても、図鑑を用いて生物についてどんどん詳しくなっています。
それらを見ながら、遊びの中にも、たくさんの学びが隠れていて、そこから得たものが一番「経験」として頭に残るんだろうなと感じました。
「勉強が嫌だ」という気持ちを持っている子を見ると、少しでも学ぶことの楽しさを知る機会を持てないかなと考えてしまいます。
でも、「学ぶことが楽しい」ではなくて、「楽しい中で知らぬ間に学んでいる」方が、子どもたちにとっていい経験となっていくのでは?と思うようになりました。
「学ぶことが楽しい」という感覚は、自分で学びたいことを見つけたら、きっと自然に湧き出てきます。
子どもたちの方が、詳しいことが多々存在するのも、(自覚していなくても)自ら学びにいっているから。
自分にできることはなにか、ずっと考えていくこととなりそうですが、ひとまず学びの詰まった経験を一緒に楽しめる存在でありたいです^^
池之上
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