先日、くもとそら全事業所で研修のため一日お休みをいただき、みんなで日光市にある『あそびのにわ』へ出かけてきました!
『あそびのにわ』とは…(以下、パンフレットより)
学校が終わった後に、家庭の事情などで子どもだけで過ごしている子どもや夕食をひとりで食べている子ども、また、体験活動の機会が少ない子どもなどが、地域のちょっと変わった大人達と安心して、思いっきり、食べて、遊んで、学ぶ場所です。
「大人遊び会」をします
というのが事前にいただいていた当日の内容でした。名前からワクワク。
到着するとぱーりーこと金井さんと助手のししゃもさんにお会いし、さっそく今日のやることを決めるべく「やりたいことミーティング」をしました。
私は「とにかく動いて遊びたい!」というなんともおおざっぱなことしか浮かばなかったのですが、
・高い所に登りたい!
・山菜を採って天ぷらにして食べたい!
・沢で遊びたい!
といろんなやりたいことが出ていました。
沢は場所が別だからあとでオプションで…となりましたが、あとはとにかく行ってみよう、とのことで、さっそく移動して遊びました。
「荒れ地」に到着
「荒れ地」と呼んでいるという、自然いっぱいな広場に移動して各々好きに過ごしました。
ししゃもさんがスリル満点なコースを案内してくれるとのことだったので、とにかく動きたい私も他の先生方と一緒に行ってみました。
森の中をずんずんと進んでいき、「落ちたら死ぬよ」とさらっと怖いことを言われながら2本のロープで渡ったり、泥の傾斜面を滑ったり、泥濘に足をとられそうになったり、橋をガンガン揺らして笑いながら渡ったり…
全力で楽しんだ後は、みんなで足元にヒルがいないかチェック。
私はズボンの裾の裏や靴の中など「どうやってそこに?」と言いたくなる場所にくっついていて悲鳴をあげました。こういうとき、虫が苦手な人ほどくっつかれる現象に名前を付けたい……
その後も各々自由に過ごし、私は組まれている鉄パイプの上で鬼ごっこをしたり、ホースでできたブランコに乗ったり、屋根の上に登ったり…たくさん動き回りました。
他にも、
・木をいぶして磨いて剣を作る
・タープの下でボードゲームで大盛り上がり
・植物採取をして食べられるか相談
・ハンモックでくつろぐ
などなど、いろんな過ごし方をしている人がいて、見ているのも楽しかったです。
お昼ご飯には流しそうめんをいただきました。
そうめんはもちろんですが、他にも蕎麦やラーメン、キュウリやトマト、バナナまで流れてきていて笑ってしまいました。
他の先生方が採取した植物も天ぷらにしていただきました。
意外と(?)食べれるんだなぁ…と思いながら美味しくいただきました。
普段同じ事業所内にはいない先生方ともお話しさせていただき、楽しく充実した時間でした(^^)
夢中で遊ぶ中で
自然の中で目一杯遊びながら、考えることも多く学びが得られた時間でした。
まず、自然を使った遊びはこんなにたくさんあるんだな、と改めて身の回りのものと遊びをつなげる楽しさを感じ、くもとそらの隣にも「荒れ地」が欲しくなりました。
「荒れ地」は叶わなくとも、公園などに遊びに行く中で子どもたちが自然と出会っている瞬間を見逃さずに丁寧に関わりたいです。
また、自然に関わらず、遊びに夢中な瞬間の関わり方を振り返る機会となりました。
どうしても夢中なその時間のこと以外に、その後のスケジュールのこと、片付けのこと、道具の正しい使い方のこと、いろんなことを考えてしまい、余計な口出しをしたくなる時があります。
言いたくなることの中には大切なこともありますが、でもきっとその瞬間に伝えなくてもいいこともあります。
子どもたちが学んでいる機会を減らさない人でありたいなと思いました。
他の先生方が遊びながら得たことからも学びがありました。
今年度から入ってくれて、初対面の人もいる、という先生は「くもとそらに初めて来た子どもたちってこんな気持ちなのかもしれないと思いました。」と話していました。
「知らない人が多いけど周りは楽しそうに話している、ちょっとアウェイな感覚」が、『周りの子たちはすでにくもとそらを自分の居場所として楽しそうに過ごしている中に、初めて来る感覚』と似ているかもしれない、と。
こんな気持ちかも、と考えてくれたこの先生は、これから新しく来る子たちに一番寄り添うことができるだろうな、と嬉しくなりました。
私自身も、子どもたちが楽しみな気持ちだけでなく、いろんな不安要素を抱えて来所しているのかもしれない、ということを改めて意識していきたいなと思います。
解散後に
オプションで、と言われていた沢遊びについてはこちらに記載しています(^^)
全体での研修はここまででしたが、とても有意義な時間でした!
池之上
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