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手元に残す

最近、本を一気に4冊ほど買いました。

刊行されたのは一番早くてもう5年前で、その当時から気になっていた本たちです。


ふと思い出して「なんで当時買わなかったんだろう」と思いながら買いました。

届いていざ読んでみると、買わなかった理由は明白でした。

当時、ネット記事など他の媒体で読んでいたものが収録されていたのです。


書かれたその時に読んでいるから、本にまとめられたものは買わない。

当時の選択は当然だと思うのですが、今回「買ってよかったな」と思っています。



ツイートをまとめた本、エッセイをまとめた本、ネット連載をまとめた本…

当時全部を追っていた自分、すごいなぁと思います(笑)


当時は追っていたからこそ、「買わなくてもまた見返せばいい」と思っていました。

でも今となっては、どれもどこから探したら良いのか迷うものばかりです。



本を買わなかったら二度と読めなかった文章たちだと思うと、以前よりさらに愛おしいものとなりました。


頭の中にあるか、手元にあるか

全てが読んだことある文章なので、もう一度読む必要はない、という考え方もできますが、「手元」にあるってすごくいいなと思いました。



本だけに限りませんが、何かに触れればそれは「頭の中」に残ります。

それに何かしらの影響を受けて行動することもあるかもしれません。


習慣化すればいつまでも残りますが、その数はきっと多くありません。

さらに言えば、肝心のきっかけ(触れたもの)は忘れることもあります。



形にすると「手元」に残ります。

何でもかんでも手元に残せばいいというわけではありませんが、いつでもそこに帰ることができます。


当時ずっと追っていた文章たちだからこそ、「手元」に残せて嬉しくなりました。


考えを形に

私にとって、このブログも形に残しているものの一つかもしれません。

考えたことを、頭の中に留めず、文章として残しています。


自分で考えたことでも、忘れることがよくあります。

でも他の人から「こんなこと書いていたよね」と言われると、「あ、そうだった」とその時の気持ちに帰れます。



また、子どもたちと過ごす中で、毎日その日の様子を保護者の方宛に書き留めています。


それも、ただ思うだけでなく、書いて残し、さらに共有するという過程を踏むことで、成長を少しでも形に残しているのではないかな、と思います。



考えを文章に、と言いつつ上手くまとまらないのですが、気に入ったものや大事にしたいものは、いつでも触れられる「手元」に置いておきたいなと思うこの頃です。



池之上

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