子どもたちと見つけたいこと
- 真澄 鯉沼
- 2021年8月31日
- 読了時間: 2分

突然ですが、私は方向感覚が全然ありません。
例えば、ショッピングモールを歩くとき、一度お店に入ると自分が来た方向を見失います。
お店を出て次に向かうときには、自信満々に出ていくのですが、大体反対方向に歩いています…。
今も、この文を自宅で打ちながら、くもとそらってどっちの方向にあるんだろうと考えてみたのですが、よくわかりません。
なんなら、家の前の通りが部屋のどっち側にあるのかもイマイチわかっていません(笑)
それでも毎日、職場へ行き、スーパーへ行き、新しい場所にも行き、生活しています。
ですが、どこへ行っても(迷子は日常茶飯事ですが)無事家に帰ってきています。
なぜなら、方向がわからなくても、ナビを使えば道を教えてくれるから!!!
私にとってのナビ。彼女にとっては…?
今度は私の知人の話です。
彼女は、おっちょこちょいなところがあります。
例えば、いろんなものを忘れることが多かったり、ご飯を食べるときに何かをこぼして洋服を汚してしまうことが多かったり。
ですが最近は、以前ほどそれを感じません。
彼女の部屋に行くと、忘れ物をしないように朝の支度をリスト化したものが貼られていました。
中には、前日の夜に必ず用意すると書かれたものもありました。
自宅でご飯を食べるときには、こぼしても大丈夫なようにエプロンを着たり、お盆の上で食べたりしていました。
外食のときは、膝の上にハンカチを敷いていました。
できないものはできない。
私は、きっとこれからも方向音痴です。
彼女は、きっとこれからもおっちょこちょいです。
治せと言われても、難しい。
克服するよりも、どうやればそれがカバーできるか考えたほうが、過ごしやすくなります。
なぜ急にこんな話をしたのかというと、私が子どもたちにできることに関係あると思ったからです。
頼れるものを見つける。
彼女はおっちょこちょいだと書きましたが、実はADHDという障害特性を持っています。
そのため、注意力が欠けていておっちょこちょいに感じるのです。
ですが、自分の特性を知って、何に頼るのかを探してきました。
私の方向音痴は…原因不明です(笑)
ですが、自分でそれがわかっているから、ナビに頼ることにしています。
私がナビに頼るように、彼女がリストなどに頼るように。
子どもたちが何に頼ると過ごしやすくなるのかを、一緒に考えて、見つけていきたいです。
みなさんが頼りにしているものは何ですか?
池之上
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