おはようございます。
同事業をしている市内の方々が見学に来てくださることが嬉しすぎて、見学後に外まで付いていき話しこんでしまう、くもとそら管理者の鯉沼です。
今日は、「徹底するのではなく徹底されていく方がいいよね」についてお話させてください。
僕はフェイスブックを活用しています。
つながっている方々は、年齢も住んでいる地域も職種もバラバラで、なんで僕とつながっているの?って方もたくさんいます。
そこには僕が思いつかないような考えがあり、とても参考にしています。
くもとそらができる前、こんな投稿をしてみました。
【フェイスブックより引用】~~~~~~
放課後等デイサービスのスタッフ、子どもたちからなんと呼ばれたらよいと思いますか?
(小学1年生から小学3年生くらいの子たち)
①〇〇先生
②〇〇さん
③子どもたちからのあだ名
④こっちが決めたあだ名
⑤それ以外
正解はないので自由意見をお聞かせいただけると嬉しいです!
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これに対しての反響が多く、すごく素敵だったので一部抜粋します。
・子供たちに任せたらよき♡
・④で学童の時はやってました。
・うちは、好きに呼んでもらっています!○○先生とか○○さんとかテントウムシさんとか
・全部アリ!子ども達に好きに呼んで貰えば良いんじゃないですか?(^^)
・以前、私たちは先生じゃないと呼び方を変えようとしていた指導員がいましたが、児童の認識を否定することの方が弊害になるかと・・・本人を変えるのではなく、周りの環境を変えるのが私達の仕事だと思っているので、先生と呼ばれた時には、先生になれば良いのです!
・④が基本で後は子どもらに任せましょう。
・スタッフにどのように声かけをしたら良いか?迷う子達には④は適切、迷わず声かけ出来る子達はどちらでも大丈夫であり、また④以外の呼び方をする理由があるはずですからその捉え方を知って考え方や見方などを考察出来る。
・子供たちに安心安全な場を提供するのであれば、〇〇先生や〇〇さん等の立場的に上だなと感じる呼び方以外がいいと思う^^どうしても上の人には自分の本心は何でも話すってことがなかなか難しくなると思うから、親しみある近くの存在と感じられるような。。。つまり④に一票だな!
・この世界を大海原にたとえ、それを導く鯉沼さん。職員の皆さんは悩みどころ。クルー?乗組員?なんか変だな。ちなみに船長は、よくウチの子供とゴッコ遊びの時、なんの因果か呼ばれたのを思い出しました。
・子供の学童でそう呼んでるのを見て、なんか面白いなーっていうか親から見ては好感が持てたので^^ちびちゃんたちが、〇〇さん!て呼んでるのが可愛くて!
確かに先生ではないし目上の人だし、いいじゃないって。将来考えたら1番自然な感じ。
・・・単純に、コメントの量と質すごくないですか?
業種も関係ない方が大半。
しかも、総コメント数の半分も載せられていないんです。
なんか、嬉しくなって泣けてきちゃいます。
そんな意見をいただきつつ独裁者はゆく
たくさんの意見がありましたが、さらに掘り下げてみようと、キリフリ自然学校代表の金井さんにお話を伺うこととしました。
以前から、金井さんが「ぱーりー」と呼ばれていることに興味があったからです。
【金井さんよりいただいたメッセージの抜粋】~~~~~~
うちはキャンプネームというヤツを使ってます。私の場合は、それが、「ぱーりー」です。「パリピ」だからでしょ説、「頭がパーだけどおりこうさん」説、サンスクリット語の「パーリ」説、パーティーが大好き説、ブラスバンドでパートリーダー説、など、諸説あり。ですな。キャンプネームは、より子どもとの距離を縮めるためです。先生でもなく親でもないナナメな関係かつ第三者的な。また、キャンプはあくまで、非日常なので、いつもと違う自分にもなれる。といった意味合いです。
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衝撃でした。
環境によって、思惑によってあだ名を変える発想。
「キャンプネーム」
そこに込められた想い。
僕はいつしか、全ての角度から見て常時100点の呼び方を決めなくてはいけないと思っていたようです。
「呼び方は自由」って言わなくても本来は自由なもの
僕が中学生の時、学校での呼び方を「〇〇先生」と統一されていました。
でも、子供だった僕らは、先生の内の何人かを変なあだ名で呼んでいました。
大事なのは、その呼び方を決めているのは社会や学校でも、そう呼ぶかどうかを選ぶのは呼ぶ側だということ。
そして、意図した呼び方ではないあだ名で呼ばれたときに「それは間違っている」と言うのではなく、なぜその子がそう呼んできたのかを考えるべきだということ。
決めていたところで、本質的には自由。
先生と呼ばせるのではなく呼んでもらえる人になろう
「先生」ってどんなイメージですか?
偉い人や、目上の人、漢字から読み解こうとすると先に生まれた人ともなるでしょう。
起源を調べてみると、むかしむかし町医者が駆けずり回って人を助けている姿を見た住人から尊敬の意をこめて呼ばれ始めた言葉であるそうです。
決して「決めたから呼ばれている」と言うことではなかったと言うことです。
僕たちくもとそらのスタッフ一同は、事業所内にいる時には「先生」と呼んでもらえる人でいようと決めました。
そして、流しソーメンをしたり、花火をしたり、キャンプをするときや協力して何かを成し遂げようとするときには「〇〇ネーム」として、別の呼び方を提案しようと考えています。
どんな呼び方を提案しても、呼ぶ側が呼びたいと思える環境や人柄が伴ってこそ。
呼ばれたあだ名の理由を知って、さらにあなたへの理解を深めたい。
決めたことを徹底するのではなく徹底されていくほうがいいよねって話でした。
鯉沼
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