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ふつうってなんだろう?



NHK for School というものをご存知でしょうか。


NHKが提供している学校向けのコンテンツの総称で、ネットで検索するだけで簡単に観ることができます。

様々な教科、様々な分野の解説付き動画などがあり、結構わかりやすいです。


学生時代に使う機会が多かったのですが、最近何気なく見ていたら、「特支」という領域が用意されていることに気づきました。


その中に「ふつうってなんだろう?」というタイトルの動画が何本かあがっていて、すごく気になったので全部観てみました!


「ふつう」って言葉が苦手

このタイトルに惹かれたのは、ずっと「ふつう」って言葉をうまく認識できなかったからです。


使わないようにと意識していない限り、会話の中に「ふつう」って言葉は、割と頻繁に出てくると思います。

自分の言っていることは、当たり前なことだ、間違っていないと主張するには、すごく便利な言葉です。



でも、育ってきた環境、今の状況、人それぞれの考え方、様々な要素で「ふつう」は何通りも存在すると思いませんか?


例えば、私にとっては一日三食食べることは「ふつう」ですが、朝ご飯は食べないから一日二食が「ふつう」だって人もいます。


もっと複雑な話になればなるほど、何かを「ふつう」で括ることって、とっても難しい。


そう考えた時に、結局「ふつう」ってなんなの?と思ってしまったのです。


私個人の勝手な解釈ですが…

「ふつう」がよくわからなくなってから、この言葉を自分が使うのも人から言われるのもあまり好きではありませんでした。


でも「ふつうってなんだろう?」の動画を観てから、この言葉に対するイメージが少し変わりました。


動画では、いろんな人が自分と「ふつう」と言われることとの違いで悩んだこと、それとどう付き合っているかということを話していました。



何事も「ふつう」で一つに括るのは難しいです。でも、一人一人が自分の「ふつう」を持っているという認識でなら、私は苦手意識なく捉えられると感じました。


自分の「ふつう」と他人の「ふつう」は違う。だから人と接する時には、自分の「ふつう」を押し付けない、その人を「ふつう」を否定しない、そんな関わり方が大切なのかなと思います。



NHK for School は子ども向けコンテンツではありますが、すごくわかりやすいだけでなく、大人もハッとさせられる内容になっています。


文章ではうまく伝わらないと思い、ここには動画の詳細をあまり書いていないので、気になる方はぜひ一度観てみてください!



池之上

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