最近のくもとそらのスケジュールは、「なにをしてもいいじかん」が大半を占めています。
それを楽しみにしてくれている子も多く、パソコンでゲームをしたり、YouTubeを見たり、人生ゲームや粘土で遊んだり…それぞれがいろんなことをしています。
そんな子どもたちを見ながら、「もし自分が子どもの頃にここにいたら、何をしているんだろう」と考えることがあります。
「何をしてもいい」って何をしたらいいの?
多分私は、何をしてもいいと言われたら、「嬉しい!」よりも「どうしよう」が勝つ子どもでした。
制限されている中から選ぶのはできても、何もないところから決めるのはできなくて。
今でも0から1を生み出すのは、そんなに得意ではありません(笑)
当時の私がくもとそらに通っていたら、きっと周りの子たちを見て、楽しそうなところに混ざってたのかな〜なんて思います。
なので、子どもたちが主体的に「先生、〇〇したい!」と言っているのを聞くと、尊敬すると共に全力で応えたいと感じます。
「なにをしてもいいじかん」の罪悪感
「なにをしてもいいじかん」を予定の中に入れ始めたとき、最初は全部子どもたちに丸投げしているようで、罪悪感がありました。
でも各々好きなことを見つけて、楽しく過ごしている子どもたちを見て、だんだんと「これもこれでいいかな」と思うようになりました。
今では、「なにをしてもいいじかん」っていうのがあって…とむしろみんなに伝えたいくらい、堂々とスケジュールに組み込んでいます。
子どもたちが好きなことに全力で取り組めて、好きなことをしている中で他の子どもたちといい関係を築いています。
初めは子どもの頃の私のように「なにをしたらいいんだろう」と思う子でも、他の子に混ざりながら楽しむ中で、自分が夢中になれるものを見つけています。
こんな素敵な時間に、罪悪感とかいらないな!って思えるようになって、くもとそらのスタッフらしくなったかなぁなんて感じています(笑)
今後も来てくれる子どもたちに合わせて、いろんな過ごし方を見つけて行きたいと思います。
いろんな形で繋がる子どもたち
先日、子どもたちが作ってくれた看板を、わかりやすく入口に掲示しました。
それぞれ別のタイミングで、いろんな子が描いてくれました。
他の子どもが描いたものを見ていないにも関わらず、デザインや色合いがなんとなくリンクしているものもあります。
「好きなことをしている中で他の子どもたちといい関係を築いている」と書きましたが、全然違うことをしていてもなんとなく波長があっていく様子を、この看板が表してくれているように感じます。
日々変化していくくもとそらで過ごせることが、今後も楽しみで仕方ないです^^
池之上
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