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子どもたちの素敵なところ

あっという間に7月に入り、夏休みが近づいてきました。

1学期の時間の流れが早すぎて、私の頭の中はまだ5月です…


日々子どもたちの姿を見ていて、「素敵だな」と思う瞬間に何度も立ち会うのですが、素敵だと思っておしまいではなく、お伝えしたい!と思って書くことにしました。


みんなで合作

先日、大きなダンボールを用意するとさっそく「これで何か作る!」と伝えてくれた子がいました。


スタッフから『何作るの?』と聞かれると「んー、すごいもの作る!」と答えており、ワクワクする返答だなぁと思いました。


ダンボールをじっと眺めてから「海、作ろうかな」とつぶやくと近くにいた子も「僕も加わってもいいかな」とのことで、そこからどんどん輪が広がり、みんなで合作が始まりました。


ダンボールに色を付けると、それぞれ海に入れたいものを考えて書いたり切ったり印刷したり。

釣りをしたい子は磁石の釣り竿を作り、生き物には釣れるようにクリップをつけて。



これまで大人数での合作を目にすることがあまりなかったのですが、それぞれが好きなように作り、他の子が好きなように作ったものを当たり前に受け入れられるのが、とても素敵だなぁと思いました。



いつもは作った作品を持ち帰ってもらうのですが、合作なので事業所に置かせてもらいました。



翌日以降も「昨日の続き!」と作る子がいたり、当日いなかった子が「何これ?」と聞いて自分も新たに生き物を入れたりしていました。




日が変わってもくもとそらに来たらまた入り込める、そんな世界を作り出していることがすごいなぁ、いいなぁ、と子どもたちが羨ましくなりました。


ちょっとした呟きから

子どもたちがお互いの気持ちを伝えあう場面はよく見かけます。


その日は、ゲームをしている児童とそれを見せてほしい児童がいたのですが、よく見えるようにくっつきたい気持ちと、近すぎるから離れてほしいという気持ちがぶつかっていました。


離れてほしい理由として「暑苦しい」と伝えたところ、相手の児童は「暑苦しくないよ!」と返事をしていました。



それを近くで聞いていた児童がボソッとつぶやいたのが「暑苦しいは本人の気持ちなんだから他の人から暑苦しくないとは言えないでしょ」という言葉でした。


当たり前のことかもしれませんが、私はこのつぶやきを言えることがすごく素敵だなぁと思い、聞けたことがすごく嬉しかったです。



本人の気持ちと相手の気持ち、別物だと捉えるのは意外と難しいと思っています。


私は〇〇だと思うからみんなも同じはず。

僕は〇〇が嫌いだからみんな嫌いなはず。


そう思って発言した結果、相手を傷つけてしまう、ということもよく起こります。



また、相手の気持ちを知ったとしても、自分の気持ちを押し通したい、と思うこともあると思います。



「暑苦しいは本人の気持ちなんだから他の人から暑苦しくないとは言えないでしょ」と言えるのは、その子が日々自分の気持ちと相手の気持ちをしっかり分けたうえで、両方についてよく考えているからこそだと思います。


私も改めて意識しなければ、と思わせてくれた呟きでした。


他にもいろいろ

素敵すぎる!と思ったり、ハッとさせられたり、尊敬したり…

日々いろんな思いを抱きながら、そう思わせてくれる子どもたちの存在に感謝する毎日です。


子どもたちの素敵な姿を自分の中にとどめておくだけでなく、定期的に書き起こして残していきたいなぁと思いました(^^)




池之上

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