絵本作家のヨシタケシンスケさんのスケッチ解説エッセイ第2弾『欲が出ました』を読みました。
(第1弾『思わず考えちゃう』についてはこちらから)
いろんなスケッチとその解説が書かれており、解説でどんどん話が派生していく様子が大好きです。
読みながらさらに自分の頭の中で派生させていくのも楽しいです。
今回は読んでいる中で「なりたいもの」と「ほしいもの」を見つけました。
なりたいもの:肯定係
命に関わること以外は怒らない、と言いながら小言が多いなぁと反省しているこの頃。
こう在りたいなぁ~という1枚です。
子どもたちに“あなたはいいのよ、そのままで”って伝え続けたい。
調子がよさそうな時はもちろん、へこんでいる時やイライラしている時にこそ、大丈夫よって伝えてあげたいなぁと思っています。
ついでに、自分を肯定する係にもなりたい。
よく、心にギャルを飼うと毎日が楽しくなるなんて言いますが、心に肯定係を飼いたいです。
「私はこのままで大丈夫!むしろこのままが最高!」くらい思えるようになりたいなぁと思っています。でもなかなかなれません。
そしてもし自分を肯定する係になれたら、最後は子どもたちの心に肯定係を住まわせることが出来るようになりたい。肯定係を派遣する係…?
なにで読んだか忘れてしまったのですが、人生で関わる人の中で唯一絶対離れられない存在は自分、みたいな言葉を見てから、一番大事にしないとなぁと感じています。
最後の“肯定係の方々はプロなので…”という文章。肯定するときのポイントってなんだろうなと考えさせられました。まだ模索中です。
ほしいもの:心にはめる軍手のようなもの
そのままで、と言いながら、そのままの私でいることにどっと疲れる日もあります。
そんなときに欲しいのがこれ。
最初に読んだ時は、いいなと思いながらも正直「たかが軍手くらいじゃ大して変わらないだろう」と思っていました。
ですが先日、サツマイモ掘りに出かけた際、サツマイモのそばから昆虫のサナギが出てきたときに、軍手の圧倒的安心感に感動しました。
たかが軍手、されど軍手。つけているだけでサナギに遭遇した時の恐怖が軽減されました。
心にはめる軍手のようなものがあったら、自分の心がストレートに傷つくことを減らせるかもしれない。
苦手なことも、なんとなく距離を置いていることも、ちょっと近くまで行ってみよう、思い切って触れてみようって思えるかもしれない。
そんなことを願いながら、イメージで軍手をつけるイメージで乗り切れるようになりたいなぁと思っています。
最後に
ヨシタケシンスケさんは日常のどこからこんな発想をしているんだろうと思ったのですが、こういう自由な発想は子どもたちが得意だ!と身近にお手本を発見しました。
子どもたちの自由な発想に触れながら、いつものびのびと過ごさせてもらっています。
子どもたちに肯定係を派遣する身近な大人になれるように、子どもたちと一緒に成長していこう!と改めて感じました(^^)
池之上
Comments