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床一面がキャンバス!

雨の日は気分が下がりがちなのですが、先日はハッピーな日になりました。



雨が降ると、事業所内の土足スペースに足跡がたくさんつきます。


スタッフが「足跡がつかないようにするためにどうするか」と考えている中、「良いこと思いついた!」と外へ出た子がいました。



見守っていると、外で靴を泥まみれにして入ってきて、泥を床に目一杯広げてくれました。


さらに汚しているという考え方もあるかと思いますが、その子は、


「絵が描けるよ!図工になる!」


と目をキラキラさせて満面の笑みでした。

その笑顔を見たら、とても温かい気持ちになりました^^


なんでも楽しさに変えられる子どもの発想力、見習いたいです。



思うがままにあちこち足を引きずって、一通り全面が泥だらけになると、そこからいろんなものを見出しています。


「全部見たらここが口で魚になるよね」

「ここ、めっちゃ鳥じゃない?」

(何も決めずに描いていたのに「鳥」と言われるともうそれにしか見えない)


床と泥だけでこんなに楽しいのは久しぶりでした。

私自身も描いてみて、室内で泥遊びという非現実的な空間にとてもワクワクしました。



ふと思い立って割り箸を取り出し、「絵の上から絵が描けそう」と渡してみました。

すると今度は、割り箸の断面の向きを意識すると線の太さが変わることに気づき、ああでもないこうでもないと工夫が始まりました。



そんな様子を見ながら、子どもたちの学びの本来の姿がこれかなぁと思いました。


絵を描いて図工をしながら

描きたい線の太さを探して算数をしながら

想像していることを話して国語をしながら


そのほかにもいろんな要素が入っているかと思います。



こんな素敵な学びを得られるきっかけを事業所のいろんなところに蒔いておきたいです。



この後、最後にモップや雑巾を用いて掃除までしてくれました。

掃除も楽しんでいたのはもう才能だなぁと思います。



「次の雨の日、またできるね!」


ワクワクした言葉で締めてくれたので、私も雨の日に楽しみができました^^




池之上

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