
「出来事をまずは点で捉えておこう」
「いずれ繋がって線で考えられたときに…」
子どもたちの様子をスタッフ間で共有していたときに、こんな話をしてもらいました。
ちょうど今回のブログを書いている途中で、タイトルや伝え方に迷っていたところだったのですが、この言葉がぴったりだったので、使わせてもらいます(笑)
情報を得るのは点集め
私は以前から、Instagramで育児漫画などを描いている方のアカウントを見るのが好きです。
その中で、最近「リフレーミング」という言葉を知りました!
リフレーミングとは(Wikipediaより)
ある枠組み(フレーム)で捉えられている物事の枠組みをはずして、違う枠組みで見ることを指す。
堅い言葉で説明されると難しいと感じたのですが、具体的に見ていくと意味は簡単でした。
短所もいいようによっては長所になる、なんて言いますが、まさにそれです。
Instagramで例に上がっていたのは、問題を間違えるとイライラしたり落ち込んだりする子との関わりでした。
「間違えるのは悪いことだ」「怒られるかも」という考え方をしていたので、「間違えるのは、自分がわからないところがわかっていいことだよ」「一緒にわからないところを発見できて嬉しい」と声をかけ続け、徐々にリフレーミングしていったそうです。
何事も、捉え方によってネガティブにもポジティブにもなりうるから、見方を変えてポジティブにしていきましょう!ということでした。
リフレーミングという言葉は知らなくても、この考え方は知ってるって方もいると思います。
私も友人から教えてもらっていました。
性格について話していたときに、「『優柔不断で物事がなかなか決められない』人は、見方を変えると『いろんな選択肢を熟考した上でベストを決められる』人だよね。」と言っていて、そんな考え方があるのか!って感動したのを覚えています。
もうひとつの点
さっきの話はInstagramでしたが、今度はVoicyです。
これは音声配信アプリで、くもとそらに来てからおすすめしてもらいました。
同じく子育て関連のものを聞いていたときに、人のいいところをたくさん見つけるには?という話がありました。
その方は、小学校の通知表と、中学・高校の通知表の違いを例にお話していました。
小学校の通知表の多くは、学習面だけでなく、生活面の評価もあります。
私は6年間、「挨拶ができる」という項目に○が付いてたのが、なぜかすごく嬉しかったのを覚えています。
そんな感じで、学習面で苦手があっても、この子はこんなところが素敵!というのをたくさんの項目で示していました。
ですが中学・高校になると、通知表はほぼ学習面の数値のみになります。
生活面でどんなに素敵なところがあっても、(通知表の上では)評価されません。
人のいいところを見つけるには、中学・高校の通知用のように評価項目を狭めることなく、小学校の通知表のようにたくさんの評価軸を持つことだとおっしゃっていました。
点が繋がって線になると理解が進む!
この話を聞くまで、リフレーミングはなんとなく「自分に対して」のイメージを持っていました。
考え方次第で、自分をもっと肯定的に捉えられるようになるから意識してみよう!と。
ですが、人への評価軸を増やす方法にも、リフレーミングが活かせるということに気づかせてもらいました。
この人はお節介、ではなく面倒見のいい人だな、とか。
この人は思ったことを口に出しちゃって困る、でも本音を正直に教えてくれるな、とか。
この人は社交的じゃない、でも代わりに1人で集中して何かに取り組むのが得意だな、とか。
言い換えたり、代わりのいいところを見つけたり、言い出したらキリがありません。
周りの人のことをこんな風にみることができたら、今以上に周りに素敵な人が増えて、人生がもっと楽しくなりそうです^^
これを書きながら、子どもに対しても同じだなと思いました。
子どもたちの素敵なところを見つけられるかどうかは、自分の捉え方次第ですね。
頭を柔らかくして、いいところを見つけるのが得意な人になれるようにしていきます!
池之上
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